20松観昭和-2

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20.5.26 兄弟掛けの孵化を確認
25℃設定だから4日目の朝には壁に張り付いている毛仔を確認して昼にはキンランを取り出した。
25℃だと丸3日で孵化すると言われているので予定通りの孵化である。
加温していない甕も夕方には毛仔が見えたので即キンランを除去と思ったが未だ透明卵が付着して
いるので明日朝に取り出そうと思う。(長く置くと腐敗が進むので出来るだけ早い方が良い)
90cmの水槽には見た目で3千匹位はいると思われるが、何せ兄弟掛けなので万一の押さえ程度
のものと思っているのでこの数で十分と考えている。
60cmミジンコ水槽は未だ孵化していない。

20.5.27 本命の卵は無精卵
25℃設定で孵化槽に入れているが、卵が白濁してきて孵化する見込み薄となった。
原因はオス3匹を準備したところメスが紛れ込んでしまい、産卵させてしまった事から始まり急遽
ウオームアップ不足のオスと本命のメスを組合わせて産卵。
前から入っている2匹のオスは中1日では役に立たなかったこと。
日程的に仕切り直しが出来ない状況であったから仕方無かった。

兄弟掛けの方は90cm水槽で順調に孵化して水も安定しているので今年はこの仔で行くことにする。

20.5.28 正午に本命のキンランを取り除いたら以外にも孵化が進んでいた。
こちらは無精卵が余りにも多いので孵化を諦めていたのだが、先に孵化した水槽の半分位の稚魚が
泳いでいた。
嬉しい誤算である。
今回、初めて行なった事は、25℃設定で75時間後に孵化すると計算して
@50時間目にキンランを取り出して腐敗している卵を水洗いで流し元に戻した。
A25℃の水も80%交換して腐敗を極力避けたこと。
B70時間位まで濾過を廻し、以後は濾過を止めてエアーを緩やかに抑えた。
結果として水の腐敗については匂いも無く真澄で全然問題が無いと思われる。

先に孵化している兄弟掛けの水槽も@ABと同じことを行なっているので順調であり、ミジンコを
入れているが増幅している様にもみえる。
稚魚の大きさは7mm位、孵化直後の本命は5mm程度。

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20.5.29 朝から1日中雨降りで気温も17℃台、結構寒く感じる。
C号水槽(兄弟掛け)はミジンコの採取が出来ず、乾燥ミジンコを指で粉に磨って水面に浮かべた。
30分も経過すると食べきってしまうほど食欲が出てきて、今日1日で3回ほど乾燥ミジンコを与えたが
水槽の底には生きたミジンコの姿が未だ見えているので多少は繁殖しているのだろう。

B号水槽(本命)にも生きたミジンコが残っている。2日遅れで0.2mmほど小さくて乾燥ミジンコを
食べるのか判らないが少し与えてみた。
水槽では水の腐敗が心配で沢山は与えられない。

20.5.30 今日で全てのキンランを取上げて後始末を行なった。
ミジンコ水槽に入れた6本は毛仔を取らずに本来のミジンコ繁殖に戻し、甕にも僅かな毛仔が見える
がこれも充てにしない。
唯一濾過槽に入れた本命稚魚については餌をやって黒仔が不足する場合に使うことにする。

今回の孵化に関して今までと違ったやり方をした方法は、孵化直前にキンランを水洗いして腐敗卵を
洗い流したこと、受精卵を流さない様に丁寧に取扱った結果、孵化量はやや落ちたかも知れないが
孵化後の水が大変良い水で黒仔選別までの間、水が腐敗する事は無いと思える。
通常、産卵後のキンランをマラカイトグリーンで消毒するのだが、今回はマラカイトグリーンを準備して
無かった為に急遽思い付きで行なった訳だが、昔の台和水産ではキンランを吊り下げてシャワーを
吹きつけ続けて、受精卵に目が見え始めてから孵化水槽に入れたと聞いた事がある。
これで無精卵が腐敗しても洗い流すことで消毒と同じ事と思いついた。

20.5.31 朝から雨降りで気温も15度に達しない寒い1日、ミジンコの採取が出来ず乾燥ミジンコと
ひかりプランクトンで凌いでいる。
幸い、C号水槽には昨日雨の合間に取れたミジンコが残っていたのでひと安心。
B号水槽の方もミジンコを食べ始める頃だが乾燥ミジンコとプランクトンで凌いでいる。
気温が低過ぎてミジンコ採取がおぼつかないのでオークションで生きミジンコ200gを発注した。

20.6.1 本命の稚魚が沢山孵化した事に驚き
当初無精卵が多いと感じていた、そこで孵化直前にキンランを水洗いして無精卵を洗い流した。
その結果は大成功で水の腐敗もなくて無事孵化したのだが、洗い流した中には受精卵も有った
のではなかったかと思いこんでいた。ところが孵化した毛仔の量は兄弟掛けよりも多い。
90cm水槽だけでなく「お控えさま」として60.60.40cm濾過槽2個に1本づつ入れておいたものも
酸欠を起こしそうな数が孵化している。こちらの水温は18℃で丸1日以上遅れていた分小さいが驚く
ほどの毛仔がいる。ひかりプランクトンで凌いでいるため水の腐敗が心配だ。
先に孵化した兄弟掛け水槽も早く選別して数を減らさないと大変なことになる。早く選別したいのだが
天候不順で稚魚飼育水槽の温度が上がって来ない、800L水槽にもヒーターを入れるべきか迷って
いる。

20.6.2 90cm水槽の稚魚が酸欠を起こさないか不安があり赤仔抜きを行なう積りであった。
しかし、濾過槽で孵化した本命稚魚の方が遥かに密度が高いのでこちらを選別する事にした。
稚魚池に隣接した濾過槽だから水温はほとんど同じ、若干日陰にある濾過槽の方が水温が低い。
選別後に水温の高い方へ入れられるのが好都合であった。
4時間でおよそ2千匹の黒仔を稚魚池に放流出来たので満足。やり残した稚魚は明日に持ち越し。

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