18飼育日誌3

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18.8.28 我が家の池は相変わらず匹数は多い。50匹は居るだろうか、数えようとしてもとても
出来ない。
毎年のこと、当歳が池に放流されて大きくなると狭苦しくなり餌を沢山食べては水を悪くする悪循環
常にエサ不足状態で鯉の食べ振りは先を争ってすこぶる行儀が悪い。餌不足から悪い習慣を付けて
しまったようだ。
最近はカップ2杯、400cc3回が水を悪くしない限界のようだ。それには1日置きに水質改善剤、
粉末リフレッシュ、粉末カキガラを交互に入れて何とか水質を維持している。

17年度看板鯉の松観昭和2才が白写しへ模様替えを行った。
約1ヶ月で緋を脱ぎ捨てて立派な白写しになってしまった。前々から緋の改善余地が有ると思っていたが
まさか看板鯉が・・・・品評会では準優勝、優勝した鯉は変化なし、審査の先生はお見通しだったようだ。
18年度は組合わせを変えたが未だ結果は出ていない。

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18.9.3 杉浦さんの稚魚を見せてもらった。
松観昭和5匹に絞り込んでいたが緋の多いものばかりで、気にいった鯉は残念ながらいないらしい。
一番大きなものは15cm、小さなもので10cm。墨はかなり系統を出していた。

成田の飯野さんの野池を見せてもらう。
防鳥網を掛けるのが遅れて鷺などに襲われた後らしく、稚魚の数も減り餌を撒いても寄って来ない。
藻に隠れているものや藻の上に乗って動かない稚魚に手詰まりの様子。
池には4グループに分かれて群れをなしているとの事に餌を稚魚のいる場所に撒くのも一つの方法
どの様な方法があるのか解らないが、工夫して餌を食べさせて早く成長して欲しいと願う。
10月に地元ロータリークラブへ提供する稚魚の一部として我が家の選別ハネ7〜13cm稚魚50匹を
持ち込む約束をしてきた。提供日程が決まり次第持参する。
代わりに紅白稚魚4〜5cmおよそ70匹を貰いうけ、来年5月のお祭りまでに15cmの大きさにして
持ち込むことを引き受けた。

帰りに小さな鯉やさん原田店の売り出しに立寄った。
近藤紅白、衣が2〜7千円で売られていた。
13〜15cmでシッカリと仕上げられていてプロの技術に感服。
衣に惹かれたが空き水槽が無くて断念、長居をすると欲しくなるので咲きひかり15kgとs、ss4kgを
買って早々に引き上げた。

18.9.9 池の鯉はリフレッシュ嫌い
超過密飼育の為、水質改善剤としてリフレッシュ、バイオファクターVL、粉末カキガラを使っている中で
リフレッシュを撒くと池の隅に固まるクセがあり、多めに撒くと暴れ廻り飛び出すこともある。
暴れてジャンプする鯉は4匹ほど、決まった鯉でどうやらオス鯉らしい。
飛び出す(自殺する)と厄介なので白濁り水にならないように、まとめて1ヶ所に沈めている。
当然固まりが池の隅に有って鯉は近寄らないし餌も欲しがらない。餌を食べないから水が綺麗になる。
固まりは徐々に溶けるので3日もすれば無くなり鯉は落着いている。
ちなみにバイオもカキガラも隅に撒いて鯉に不安を感じさせない様にしている。

18.9.10 我慢くらべ
リフレッシュの固まりが残っているので餌が欲しいのだろうがやせ我慢をしているらしい。我が家の池は
横2m、奥行き3.3mの縦長の池で餌は手前側に落すので空腹の鯉は近くまで寄って来ていち早く
餌を貰う態勢をとる。
ところが餌が欲しくてもリフレッシュの固まりが手前側に沈んでいるから怖くて寄ってこられない。空腹
なのに奥の方でウロウロと泳いでいる状態。
8月中は目一杯の餌を食べていたので胃袋を休ませる事にもなるので、寄って来るまで餌切りを行う
のに好都合、その間に水質も改善されると期待。

18.9.15 久しぶりに暖かくなった。
リフレッシュの固まりが消えて鯉は近寄って来て餌を催促、我慢くらべは飼い主の勝ちで終わった。
この5日間は全く餌をやらなかったのが幸い、水温は22℃まで下がったから欲しがるだけ餌をやって
いたら調子を崩すところであった。
何が幸いするか解らないものだ、我が家では偶然にリフレッシュ粉末を撒いたことであった。
餌は助かるし、水は真澄になるし、水道代も節約できて、良い事づくめであった。
今日の餌はいつもの半分しかやらない。水温が25℃になったら元の量に戻す。

18.9.19 池の水が又もや濁りはじめた。
水温も25℃まで揚がって、餌の量もカップ2杯/日の戻して餌食いは順調だが水の色の状態が悪い。
リフレッシュ、バイオファクターVLを投入するも改善されない。
以前と違うところはFRPの稚魚200匹以上にレンゲに6杯/日をやっている。
このFRPは池の水を循環しているから、こちらの汚れ分は増加している事になる。わきしみず10型2基
は毎日洗浄しているので問題なし根本的には鯉の匹数が多過ぎると思っている。
7トン池に30cm以上が50匹も入っていれば水も汚れるのは当たり前だ、濾過能力を遥かに超えた
無茶な飼育である。鯉を増やすのは簡単だが、減らすのは難しい。

18.9.24 水温が下がってきた。
朝の水温が21.7℃に下がってこの秋の最低水温だ。鯉は絶好調、餌を食い込んで冬に備えている
のが良く解る。しかし、今年も池の規模を考えずに鯉を残しすぎて餌を十分に食わせることが出来ない。
なんか、毎年同じような事を繰り返している。
放出先を考えていたのだが、忙しいのと面倒なので、つい何も行動を起こさなかった。
もっと水温が下がって餌切りを行う時期に嫁入り先へもって行かなくてはと思う。

18.10.1 池の水温も22℃まで下がってきた。
丁度咲きひかり育成用が切れたので今日から咲きひかり低水温用に切り替える。
9月中は育成用15kgで賄ったので、かなり節約したことになる。十分に餌やりをすると水が濁るので
水の様子を見ながら餌やりを行ってきた。
鯉の成長度は例年ほど良くないと思うがレンゲ祭りに提供する目的の2才魚が20匹余分でいずれも
40cmがらみになっていて、食い盛りの鯉がこれだけ居ると蜜飼いも甚だしい。
来年は総数20匹以下に絞り込んで薄飼いを実行したいものだ。

18.10.3 秋雨前線の停滞で気温24℃、水温22℃、餌の食い方が一段と悪くなった。
雨が多い為かいつもの半分程度の餌でも食べ尽くす時間は同じくらいだ。
無理に食べさせても良い結果は出ないと思うし、いつまでも餌が浮いていると、食べたい鯉が余計に
食べて食い過ぎ症状になるので全体が欲しがる時に十分にやれば良いと思っている。

18.10.7 昨日の降雨量は凄かったので久しぶりに池の水が溢れる寸前であった。
マンホールの中に排水バルブがあってこれを少しの間開けて放水、閉め忘れると池の水が空になり
全滅の恐れがあるため場所を離れるわけには行かない。傘をさしても役に立たないほどの雨だった。
朝の水温18℃、餌を昨日からやっていなかったのと、今日は25℃突破の予想なので通常の2カップを
やった。18度は餌やりの最低ラインと決めている。

松戸さんの濾過槽にやたらずりの3〜4cm稚魚が50匹位いるらしい。
ぼうふらの発生予防に放置していたがそろそろ整理しても良い時期に来ているので一応予約しておいた。
引き取り日を30日か31日に行えば成田へ持ち込める。

18.10.11 観察しているようで、実はしていない。
わきしみず2号機のモーター音が一昨日から大きくなっていたが、今日2号機を点検してビックリ、水を
吸い上げていないのである。
モーターは廻っていて水を吸っていないのは空気が入ってしまう箇所が何処かにある筈と思いパイプを
辿るが見つからない。
最初に強制洗浄を行い吸い上げを待つがやはりダメ、二度目は電源を切って入れなおすがやはりダメ
三度目はストレナーを掃除して電源を入れ直しやっと吸い上げた。
2基のわきしみずから落ちる水が1箇所のため水量が落ちても気が付かなかったのである。

18.10.13 わきしみず1号機の排水弁に異物が挟まり遮断が不十分で1トン近い水が流出した模様
留守中のことで帰宅が遅れたら最大4トンの水が失われるところであった。
落葉が入り込む季節なので目の細かいストレナーならゴミを吸い込む事もないのだが5mm目位なので
葉の筋など少し長いごみが弁に挟まるようだ。

水温は20℃まで下がってきて餌やりも水温の様子や明日の天気など気にしながらやる時期にきた。
食欲は変わらないし、低水温用に切り替えているが翌日が雨天予報なら餌とめのなる。

18.10.18 水温が20℃ギリギリの季節になった。日差しが強くても22℃がやっと、朝は20℃に戻る。
餌は咲きひかり低水温用で1回にカップ1杯を1日2回やっている。
食欲は旺盛で姿を見ると集まってきて大暴れをしている、こんな状態を見ると餌を多めにやってしまうが
あまり良くないこと、シッカリと気持ちを抑えて増量しないようにしている。

18.10.21 餌を抑えて朝はカップ2杯、夕はカップ1杯で通常の1/4である。
水温の低下に合わせて食欲も減退するらしい。まもなく絶食に突入するので丁度良い加減である。
1回位餌を抜いてもそれほどの変化も不具合も無いのが良い。
明日は大胡さんの池揚げの手伝いに銚子まで出掛ける。80cmがらみの鯉を運ぶのも1年に1回
だけで滅多に味わえないのだから果報者かもしれない。
自家産当歳を2〜3匹戴ける話が有るが現在水槽が満杯のため保留する。昨年は20匹を貰って
40cmになっている全てをレンゲ祭りに提供する予定。

18.10.22 大胡さんの池揚げ銚子まで片道110km、池3面を揚げる。
最初は80cmクラスを22本揚げた。助っ人が10名も待機してくれておお助かり、袋に捕って20m
運ぶのは我慢できるが、2番目の池は60cmクラスを100mも運ぶので腕がしびれる。
3番目は水干しが間に合わず暫しの休憩、車が横付けできるので運ぶのはらくちん。
網引き係り4名は疲労困憊。
池揚げ終了が16時30分、大胡さん宅へ持ち帰ったのが19時30分、それから暗闇の中を池に
放流して終了、木曜日あたりに品評会用写真撮影を依頼された。

銚子の方が自家産鯉を1万匹位田圃で飼育中、3〜4cmで成田へ持ち込めれば最高なのだが
池揚げする時間が取れない。

18.10.25 昨日の雨は凄かった、雷も鳴って気温もグーンと下がっておそらく13℃その上風が
強かったので体感気温は10℃を割り込んでいたのだろう。
朝の水温は16℃、一昨日から餌止めをしているが鯉は上層に漂っていて一向に餌を欲しがらない。
今シーズンはこれで餌やりは終わりにしても良い時期に来たようだ。
餌やりをしないのは寂しい、暖かい日には餌を強請る姿にやってしまいそうな気がする。
残りの餌はおよそ5kg、砕いて加温飼育の稚魚にやることにする。

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