19松観昭和1

19.4.15 今年も昭和の仔採りを行なうにあたり、ミジンコの卵をオークションで購入した。
ミジンコの卵300個と醗酵鶏糞200gで1,000円それに送料240円であった。
醗酵鶏糞はホームセンターで同じようなものを販売しているので不要だった。生の鶏糞は何処にも
売っていないので貴重な存在、ミジンコを湧かすのに生鶏糞の方が良いという事。
ついでにミジンコの餌として『ビール酵母』もオークションで、250g298円を4個。
私が2個、杉浦さんと松戸さんに1個づつ割り当てる。

ミジンコの卵を入れた60cm水槽
昨年から水を入れてあり既に僅かながら
ミジンコが湧いている。
醗酵鶏糞と生鶏糞を少々入れたが水の
色は変わっていない。
ミジンコが沢山湧いてきたら溶かした鶏糞
を追加してみる。
濃すぎてもミジンコは湧かないので匙加減
が難しい。どちらかと云うと薄い方が湧くので
少しづつ入れて状態をみる。

19.4.23 9個の水槽にミジンコが湧いているが数が少ない様子に土を少し入れた。
今はミジンコの湧き具合を観察している段階で、ミジンコの卵を入れたが前から自然に湧いている
物と区別がつかない。尤も入れた卵の数が全部で300個だから水槽一つ当り30個ほどで取るに
足りない数値である。
ポリタンクに鶏糞を溶かした水が出来ているので3日後当りに入れて増え方を観察してみる。

19.4.30 ミジンコの湧き方がイマイチだ
少しづつ鶏糞を溶かした水を加えて一度にドカーンと湧くのを期待しているが未だ期待とおりには湧いて
来ない。
9個の水槽のうち3個が青水になっている。ミジンコ業者はミジンコに餌として青水を追加するようにと
勧めているので青水を分けて入れているのだが、未だ成果が現れていない。

18松観昭和3

19.5.7 ミジンコ水槽から種ミジンコを水ごとペットボトルに入れて松戸さんのミジンコ池に撒いた。
どうなるかは解らないが兎に角早くミジンコが湧いてくれて、産卵を早い時期にやってもらう事が必用、
なぜなら産卵藻を貸し出すわけで、使った後に私のところで使うからだ。全てがミジンコ次第である。

19.5.8 松戸さんからミジンコが湧いているので産卵準備をしたい、ついてはオス鯉を持って来て
貰いたい、と連絡が入った。
前から段取りを相談していたので、オスの看板鯉と産卵藻を持ち込んだ。
看板鯉をあまり評価していないらしく以前にオス鯉を引取ったことがありその鯉を使いたかったらしい。
オスの交換を申し出たがこの鯉でやってみよう、という事になった。
そういえば昔から鯉の見方が違っていたのを思い出した。
墨と緋の多い昭和が好みであった、いわゆる緋昭和(白地の少ない昭和)が好みだったのである。
仔に出る模様は親の傾向をどれだけ引いてくるのかは解らない、選別で残したものが良ければ良い
親となるし、残せなかったら悪い親となる。
事実、この看板鯉からは未だ仔が取れていないのでどの様な結果になるのか解らないのである。

45L桶を9個ミジンコ発生に使う、5個は満水にして4個は半分の水量にして溶かした鶏糞を混ぜて
どちらが良く湧いてくるのかを実験してみる。
水温も安定してきたのでミジンコ次第で産卵にこぎつける。

19.5.10 松戸さんからメス親を掬い上げた所、血を吐いたと電話が入った。
良くあるパターンで何処から血が出るのか解らないが、おそらく内臓疾患があって腸もしくはエラ辺りから
血が出るのだろう。
松戸さんの伊佐昭和の体調がすこぶる悪いと思えるので今年の産卵を取止めた。
オス鯉その他器具類を回収、我が家の産卵したものを孵化から手掛けることに落着いた。

急遽、我が家の産卵準備に取り掛かり、来週月曜日に仕掛け、火曜日の産卵に照準をあわせ予定より
2週間も早めることになった。
FRP水槽に飛び出し防止の囲いを取り付け、底に産卵藻4本を敷き、オス鯉(15年産の明け5歳)2匹を
セットした。水は池からわきしみずで濾過した水を16mmパイプで掛け流して池に戻す方式。

19.5.12 ミジンコ水槽全部に土を一握りほど入れてミジンコが卵を産みやすい環境にした、本当?
良く解らないが多くの方が土の効能を説いているので真似している。

19.5.13 産卵槽の底には産卵藻4本を敷いて既にオス鯉をセットしてあり、後はメス鯉を入れる
だけになっている。
産卵藻にコケが付き始めているので、メスを入れる前に引き上げて水洗いを行なったほうが良いのでは
無いかと思った。
いよいよ、明日の午後にメスをセットして、明後日の朝に産卵終了を目論んでいる。
産卵藻は底に4本と2本づつ3箇所に設置、合計10本を使い、松戸さんが3本を孵化させ、私が7本を
90cm水槽2個で4本、200LのFRPで2本、濾過槽で1本を孵化させる予定。

19.5.14 メス鯉をセット、明日の朝が楽しみ
800LのFRPで産卵させる、オスは自家産明け5歳を2匹、メスは新潟産以外は不明、北越観魚園
から7〜8年前に杉浦さんが購入し体型に難あり親鯉として我が家にきた。
体型の難点は卵巣が片方欠落?片方だけ抱卵してくると膨らんでくる。昨年も産卵しているので
問題はないと思っている。

19.5.15 今朝、産卵していると気体していたが残念、産卵はしていなかった。
朝の水温19℃、少し水温が低かったようだ。
明日の朝に期待して現状維持。

19.5.16 午前3時30分起床、産卵水槽の水温21℃、ライトに照らされた水槽はとても静かな状態
この状態では今日も空振りかもしれない。
給湯器から35℃の湯を20分間入れて22.5℃まで水温を上げて様子をみる。
長期戦に備えて暫し休憩、パソコンを開けて皆さんのHPを除きコーヒータイム。

4時15分頃に「バシャ」と初めて水音が聞こえた。
オス2匹は順調に追尾しているがメスは片腹しか抱卵していないので卵出しが良くない感じがする。
唯一の救いは昨年に続き2回目の産卵だから問題無さそうに思うが結果はどうなるだろうか。

7時 産卵は長く続きそうなので、産卵藻4本を取り出して90cm水槽2個に1本づつ、200L桶に2本を
入れた。90cm水槽は25℃設定、200L桶は加温なし。これで今年の孵化させる量は間に合う。
産卵途中で仕事に出掛ける時間が来てしまった。水の泡立ちも少ないのでそのまま放置、仕事は
午前中で終わるから、午後に処置する。

13時 産卵は終わっていた。
泡立ちが多いので無精卵は無いだろう、水を抜きながら産卵藻を取り出し消毒して袋詰めを行い
松戸さんへ渡す3本を用意する。
松戸さんは今年は産卵から手掛ける予定だったがメス親が血を吐いたので産卵を見送り私の卵を
提供することになっていた。

産卵藻をFRPの濾過槽へ2本、残りの産卵藻は不要なので60cmミジンコ槽へ1本づつ3本をいれた。
親鯉は丸桶に水を張った中で水洗いして池に放流。
産卵槽は水圧で壁を洗い底に積もった卵をバケツに救い取った。メスは片腹しか抱卵していなかった
のだが、産卵藻に付着しなかった卵の量は10Lバケツの1/3ほど有った。
まともに抱卵していたら5L位は有ったのだろうか、驚くほどの量である。

無事産卵が終わり、次は孵化待ちである。
90cm水槽は25℃設定だから3日後には孵化が始まるだろう。
200L桶はガレージ屋根の下にあり薄日が入るので無加温ながら4日後あたりに孵化するとおもう。

19.5.17 産卵2日目、無精卵が目立ってきた。
昨年もあまり良くなかったので、確定ではないがまた失敗かといやな予感。
毎年同じようにやって来ているのが間違っているのだろうか。

19.5.18 産卵3日目、B号孵化水槽は水の腐敗が進んで粟立ちがきついので思い切って水を交換、
5匹位孵化を確認したが、とても持ちそうに無いので全て流してしまった。
C号水槽は腐敗がそれほど進んでいないので明日までは持ちそうだから、午後には産卵藻を取り出して
様子をみる。
全般的に孵化が悪いようだ。

19.5.19 産卵4日目、
C号水槽の孵化を確認、産卵藻1本を入れてあり付着卵の6割は無精卵であったが、昼に産卵藻を取り
出した時にガラス面にビッシリと付いているのが解った。数の見当はつかないが5,000匹はいるだろう
そのうち黒仔20%として1,000匹は確保したい。

B号は水の腐敗が進んだので昨日水を交換したばかり、半分諦めていたがC号の20%位孵化している
もよう。期待出来ないが黒仔500匹取れたらバンバン歳だ。

黒仔選別は次の日曜日あたりになる。

19.5.20 孵化2日目、C号水槽の稚魚は以外に多く感じる。
エアーを絞っていたので朝は鼻上げ状態で危なかった。エアーを水をかき回さない程度に水槽の中央で
出して酸欠を防ぐ。
ミジンコはまだ食べないが、食べるようになるまでの間、水槽にミジンコが居付くように種ミジンコを入れる

200L桶も孵化を確認、稚魚の数はごく少ない。産卵藻を取り出して水の腐敗を避ける。
無加温では孵化が遅く腐敗速度が速くて一刻も早く取り出す事が必用である。

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