松観昭和 錦鯉のページ

17松観昭和-1

17.5.21 1週間前から産卵槽にオス鯉2匹を入れて産卵藻3本の両端を1個の重石のくくりつけ、3セットを
沈めておいた。そして朝にメス鯉を捕まえて、桶の中にいる間に腹を両手で圧迫(少し持ち上げる形)してから
産卵槽にいれた。明日の朝には産卵するだろう。

17.5.22 明るくなった5時頃から追尾行動と産卵行動がはじまった。そして7時30分頃には行動が終わり
親鯉を一度桶に捕って(水洗い)から池に戻した。
産卵藻に産みつけた卵の数はいつもより少ない様に思える。メス鯉は3年連続で産卵しているので、疲れが
出たのだろか、昨年夏場の過ごし方に問題が有ったのだろうか。
産卵藻をマラカイトで消毒し、25℃設定の90cm水槽2個へ3本と4本、加温しない200L桶に2本を入れて
孵化を待つ。
産卵槽は水洗いして新水を張り残ったマラカイド水溶液を全部消毒のため入れた。

17.5.25 加温している90cm水槽では孵化が始まった。
水槽の壁に少しの毛仔が張り付いているのが確認できた。全部が孵化するまで産卵藻はそのままにしておく。
もしも、無精卵が多くて水が腐る様であれば早めに産卵藻を取り出す必要があるが、今回は消毒もうまくゆき
水は大丈夫らしいので夕方に取り出すことにした。
種ミジンコを90cm水槽に入れて分裂(産卵と孵化)を待つ。

17.5.31 選別キッドを使って90cm水槽と200L桶の黒仔選別を行う。
90cm水槽の水は丁度良い状態でミジンコも十分に沸いているので選別キッドで赤仔を抜き取ることにした。
その方が黒仔の体も傷まずに済む。
1号90cm水槽からおよそ2千匹の黒仔を採り60cm水槽に移す。
60cm水槽にも25℃設定の水が出来ているので稚魚の移動にも影響は無い様子。

2号90cm水槽からもおよそ2千匹の黒仔が採れ、最初の1号90cm水槽に移す。かなりの赤仔が残って
いるが、水が出来ているのと、ミジンコが沸いているので後で赤仔を取り出す予定。

200L桶には少しの毛仔が見える、加温していないので現在19℃。黒仔が判別出来るのでついでに赤仔を
取り出し、2号90cm水槽に移す。水温差が有るので、選別後の黒仔を升ごと浮かべて温度合わせをして
放つ。夕刻になり目が疲れてしまい、半分ほどで中止。
加温しない分孵化も遅れて黒色がはっきりしないので無理に選別すると間違いを起こす。

黒子選別のため、白い容器に入れて        で
赤子を吸い取り黒子だけを残した。

昭和の場合、黒子が三色になる要素を持っている。
赤子は紅白にもなるが、ほとんど良いものは出ない。

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17.6.2 今日も時間を割いて赤子抜き作業を
行う。
孵化に使用した水槽と水をそのまま使用している
ので赤子をすべて抜き取ることは出来ないが、何
故かと言えば、それは飼育水槽が狭いこと、餌の
ミジンコが足りないこと、赤子は原種に近いので
黒子より強く餌が不足した場合に黒子を食べて
しまう事が起るからである。
従って出来る限り赤子を排除した方が良い。
水温の変化を抑えるため水槽の水を少しパレット
に入れて浮かべ、その中に毛子を入れ赤子だけ
を抜き取り黒子だけを水槽に戻す。
この際、毛子を入れ過ぎると選別しにくくなる。、

17.6.3 朝は雨降りでミジンコを採ることが出来ず、エサ不足になっている。昨日までは水槽の中でミジンコ
が湧いていたが今朝は全く見当たらない。と言う事は全てのミジンコを食べ尽くしてしまったと言うことか。
エサの代用として、乾燥ミジンコを指でつまんでこすり合わせ、粉状態にして水槽に撒いてみた。果たしてエサ
の代用になったのか解らないがやむをえない。

17.6.1 飯野さんが山梨県へ転居、錦鯉の袋詰めに
杉浦さんと出かけた。移動すると産卵することが有る
ので要注意。

杉浦さんが黒子を100匹ほど持ち帰って飼育を開始
昔飼育したことがあり、100匹中1匹でも見られる
昭和が出れば良い方だとご自分でも言っている。

17.6.4 産卵させた水槽のそこに付いていた卵が孵化して午後から黒子選別を行った。
卵の数が少なかったこともあり黒子はおよそ2千匹であった。そのうち松戸さんの水槽に500匹を持込んだ。
松戸さんの水槽は500Lだが底から25cm辺りでひび割れて使い物にならない状態であったが、稚魚飼育
ならば十分に活用できるのでミジンコ発生桶10個とセットでチャレンジする事になった。
7年前までは自家産昭和を作って松観昭和の掛けオスは松戸さんが生産したもの。今は花屋さんを始める時
から忙しくなって自家産を止めている。

17.6.5 松戸さんの黒子に異常なし、昨日入れたミジンコも残っていた。
ミジンコ桶は「むっくりわーく」だけで鶏糞は入れていない。少しのミジンコを掬って我が家へ持ち帰り3箇所の
黒子に与えた。
我が家のミジンコ桶は鶏糞が多すぎて色が濃過ぎるようなので、底水を2割ほど抜き取って新水で薄めてみた。
ミジンコの湧く水の色はどれくらいなのか、どれくらいの鶏糞が良いのか、さっぱり解らない。

TOTOさんの発案で紅白の卵から飼育される方が14名、G−B−Dさんはこのページをバイブルとまで言って
下さる。私は昭和三色一本で、紅白をやったことは無いし、少し違いがあるが大方は同じ稚魚飼育の筈。
これからは折に触れ、紅白のことも書き込んで見たい。
先ずは昭和は10日目頃に黒子選別を行うが、紅白は45日間位をひたすら飼育してゆき第1回の選別を行う。

17.6.6 ミジンコが足りない。今日も松戸さんの桶からミジンコを持ち帰って4箇所の黒子に分け与えた。
黒子水槽にエサとしてミジンコの他に乾燥ミジンコ粉末、ひかりプランクトン、ムックリわーくを少々入れている。

17.6.7 びわ食べ放題の日帰りツアーが予定より早く終わって帰って来たので、ミジンコ桶の水を捨てて
やり直し。
松戸さんのところでは鶏糞無し、ムックリわーくだけで水の色がごく薄い茶色をしていて、結構なミジンコが
取れているので、同じくらいの水に作り直してミジンコの発生を真似てみる事にした。
桶ではむしろ鶏糞を使わなくてムックリわーくだけでもみじんこが出来るようだ。

17.6.8 600LのFRP水槽が一番ミジンコが育っている。
6日に追加したミジンコが増えてFRPの隅で渦を巻いて泳いでいる。このミジンコの渦巻きが何を意味している
のかは解らないが、おそらくミジンコの産卵行動ではないだろうか。ミジンコに適した水が出来ているから増殖
するのだと思う。ミジンコに適した水に黒子が泳いでいるわけだから、鶏糞などが多するとミジンコにとっても
良くない水となるのだと思う。
90cm水槽から黒子をおよそ500匹ほどをFRPへ移してミジンコが食べられる様にした。

17.6.9 富無掻家さんの稚魚と同じ頃に生まれた松観昭和は底に落ちたエサは、まだ食べられないほど
小さくミジンコに頼っている。粉エサをエサ台に撒いているが寄り付いていない=食べていない。
幸い少ないが何とかミジンコを調達して与えている。
FRPのミジンコはまだまだ増殖しているので、今日も90cm水槽からFRPへ500匹ほど移動させた。

2号水槽に1.5cmほどの赤子(トビ)を捕獲した。
(エサ不足からとも食いして極端に大きく成長したものをトビと称している)
昨日気が付いたことだが、2号水槽の黒子が減少しているようだ。直射日光にあたる場所なので28℃まで
上がったことも有るがそれが原因でも無いと思う。黒子の死骸も見当たらないし、トビに食べられたにしては
あまりにも数が合わない。
2号水槽はこれからも細かく注意して観察する。

17.6.11 2号90cm水槽は原因不明のまま、全滅の危機。黒子の生き残りが極端に少なくなってしまった。
およそ2千匹居たと思われる黒子が現在は100匹程度しか見当たらない。2号水槽は諦めムード。

1号水槽はミジンコの湧きも悪く現在はおよそ300匹の黒子がいる。
ミジンコを捕獲しては投入を続けているが満足に食べられない状態。
1号2号とも飼育状態が良くないので、まもなくFRPへ移行する予定。

60cm水槽からFRPへ疎開させた為、300匹ほどが元気にしている。
水は茶色になっているがミジンコの湧きも良くて底水を10%ほど抜いて23℃の新水を補充。

FRP水槽はミジンコの持ちも良くておよそ3千匹が何とか食べている。水も臭うようになり、底水を0.1%程度
ドラム缶ポンプで吸出して捨てた。入梅になり雨水を出来るだけ入れないようにガラスの蓋を取り付けた。
まだかなりの赤子が居るので狙い撃ち、網で掬って選別キッドで300匹ほど抜き取った。

17.6.12 今日は山梨県塩山市までさくらんぼを食べに出かけた。東京都心を通らず、関越自動車道から
圏央道をあきる野IC経由、八王子ICから勝沼ICまで100分ほど。
高砂園で30分食べ放題1800円、50個ほど食べてギブアップ。

FRP水槽がミジンコも湧き続けている様子、なんとか足りている。
餌の補助として乾燥ミジンコを粉にして水面に撒いている。あとはひかりプランクトンを少々、水の悪化に気を
つけながら撒いている状態。
新水補給用にFRP濾過槽を仕切って満タンに入れ、塩素抜きのエアーレーションと温度合わせのため丸1日
放置してある。

17.6.13 松戸さんの稚魚が2cm位に育っている。私の稚魚は1cm、数の割りにミジンコが少ないから、
なのだろうか、大きさで負けてしまった。
500匹の薄飼いが良い結果をもたらしているよいうだ。
松戸さんの水槽は水深25cm、私は50cm、面積は同じくらいだが、500匹対3000匹の違いがある。

1号2号90cm水槽に残っていた稚魚は消えてしまった。90cm水槽は底面砂ろ過で例年のとおり弱くまわし
てろ過していた。

17.6.14 60cm水槽の水が悪くなり始めたのと、薄飼いのため黒子を200Lの桶と衣装箱へ分散した。
200L桶は孵化に使った水を捨てないでムックリワークとミジンコを入れて湧きが見えてきたので30匹を、
衣装箱はミジンコ発生用にしていたが水が綺麗で湧きが良いので10匹を入れた。
60cm水槽には50匹ほど残している。

800LのFRP水槽へほとんどの黒子を集中しているが、大分目減りしている様子だ。
死骸が浮いて来ないのでハッキリとした事が解らないのだが、たぶん数が減っているのだと思う。
あるいは底の方にいるのかも知れない。
水が青く濁ってきたので汲み置き水を10cmほど入れて薄めた。明日には底水を10cmほど抜き取る。

17.6.15 朝から雨降りでFRPはのぞき見ることが出来ないし、底水を抜き取ることも出来ず傍観するのみ。
救いは昨夜ミジンコを投入してあるので餌には困っていないこと。

17.6.16 今日も雨降り、傘をさして覗き込む。水面近くにミジンコが見えたので今日1日は大丈夫だろう。
60cm水槽のミジンコは完全に居なくなっていたため、雨の中ミジンコを採取して投入し何とか間に合せた。
底にヘドロが積もって、水の色も茶色になってきた。明日にミジンコが無くなっていたら30%水換えをする。
200L桶と衣装箱にはミジンコの姿が見えて一安心、ムックリワークを水槽とミジンコ桶に少量投入。

17.6.17 やっと雨があがってFRPの稚魚の様子が見られた。
FRPは水が改善されて50cmの底まで見える、黒子の数は当初3000ほど入れた筈であるがかなり減少して
いる様に見える。大きな黒子は1.5cm、小さい物は1cmに満たない。これほどバラツキがあるのは餌が十分
に食えていない証拠。今年はミジンコが絶えたことがないほど、順調にやれているが絶対量が足りないのかも
知れない。

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17松観昭和 ミジンコ編
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